不倫と恋

4. 不倫--不倫女性も懺悔したら罪を許される

優越感に満たされた毒花女性は、妻から彼を奪いたい欲を抑えられない。
無責任なくすぐり言葉を信じた毒花女性は、自分が邪だとは気付かないどころか、
やっと正当に評価されたのだと、しみじみ満足感に酔っている。
彼は言った。
「君は妻よりうんと魅力的で素晴らしい、今まで会った中で最高な女性だ」
だから、当然彼は、妻と離婚して、私と結婚すべきなのだ。
私は、必ず彼の妻になる。
「わかってくれよ、今の僕には責任があって、すぐに自由にはなれないのだよ」
既婚男性のくすぐり言葉に酔いたい女性は、毒花から愚かな女に変身していた。
男性は戻る家庭があるから、無責任な言葉が言えるのだと、気づきもしない。
真面目に生きない、己を知らない自惚れ女だから、こんな詐欺言葉に騙された。
所詮、毒花女性も、自信のない弱い負け女だったのだ。
そこに気づけなかった愚かな女性。

こんないい加減な同士から、愛が湧くはずがなく、結局不倫関係は長続きしない。
そこで、早晩罪深き女性も涙にくれる時を迎えることになる。
しかし、その涙は、心を取り戻してくれる清らかな涙ではない。
思い上がった愚かな女性が両眼から流すのは、頭脳から出る、べとべとの液体。
いくらべとべと液体が眼から溢れても、決して心は戻らない。

しかし、宇宙は邪な心にも、1回だけは救われる機会を与えてくれる。
今こそ、毒花女性が愚かさに気づいて懺悔し、生き直せる最後のチャンスだ。

懺悔こそが、真っ当な人生へ戻る、たった一筋の光へ向う道。
犯した卑怯な盗み行為を悔い、蔑んだ同性に心からの懺悔を送り、許しを請う。
たとえ毒花に堕ちた女性でも、たった1回だけは救われるチャンスを与える。
それが宇宙からの愛だと知ること。
だから、今、懺悔をして、救われなければ、取り返しがつかない事になる。

ここで、重要なのは、同性を裏切った罪を女性に告白し懺悔することだ。
私は、自分の思いあがり心を満足させたくて、同性を裏切った卑怯な女でした。
もう決して、このような卑怯な卑しい行為は繰り返さないことを誓います。
そう女性に向かって告白し、懺悔する。
同時に自分に向かっても懺悔する。
しかし懺悔したからとて、彼の妻の苦しみは消える事にはならない。
過去を消し去る事は出来ないのだから。
心から詫び、浅はかさを恥じ、真っ当に生きようとする夫を、妻は許せるか。
二人の愛が完全に戻るには、相当の時間と努力が必要なのだろう。
不倫女性は、懺悔し、後悔し、一日一日をまっすぐに生きようと決心する。
人格を高める努力を重ねることで、罪を持ちながらも生き直すことは出来る。
懺悔を聞いてくれた女性の期待を裏切らない様、真っ当な人生を生きよう。
こう決意を固めた女性の「心」が戻ったら、それは宇宙の愛を理解した証拠。

毒花に戻らない決意は、努力で自信をもつことから始める。
自信は、心拍数が上がれば自然と「心」に芽生える様にできている。
試しに走ってみる。
1時間も走れば、何となく自信が湧くのに気づくはずだ。
歩いている人より、同じ道を早く移動するから、息が苦しい。
息は苦しいけれども、走っていたら、自分が歩く人より偉く感じられた。
とても正しい事をしているから苦しいのだと思える。
理屈には合わないけれど、まあ良いか、誰にも迷惑はかけていないのだ。
今日走れたから、明日も走ろう。
そう、毒花女性からの変身は、やり様によっては、こんなにも簡単なのだ。
だから、もう二度と、毒の花にはならないと決心して、努力を続けること。
走れ、走れ。

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