結婚

9. 離婚2 こんなはずじゃなかった

結婚したばかりの頃は、彼と一緒に生活できて嬉かったけど、仕事を辞めて 家に居て、
毎日掃除洗濯、買い物して料理して彼の帰りを待っての繰り返し。
生活に張り合いなくて、つまらなくて、家事は好きじゃないこともわかった。
仕事に戻りたいのに、彼の家族が絶対に駄目って許してくれない。
女は家を守って、子どもを育てるのが当家の決まりです、だって。
何で私まで当家の決まりを守らなきゃいけないんだろう。
でも、夫は全然私の気持ちを理解してくれない。
結婚したら、お互いを高める会話をして、休みには一緒におしゃれして ショッピング、
レストランでワインを飲みながら食事して、 なんて話していたのに。
夫は休みの日も、彼の実家へ行くときしか外へ出ようとしない。
もっと行動的な人だと思っていたのに、家庭ではだらだら寝てばっかり。
ついつい文句を言うから、彼も機嫌が悪くなる。
近頃は、二人で居ても、ちっとも楽しくなくなってしまった。
もう私を女とも感じていないかもしれないって思ったりする。
結婚って、こんなものだったのかしら。
母親は、子どもが出来たら二人とも変わるから、もう少しの辛抱だって言うけど。
この気持ちは、誰にも理解されないのかな。
こうして、時間がどんどん過ぎて、私は歳をとってしまう。
私達は、楽しい家庭を造ろうねって結婚したはずだけれど、正直楽しくない。
何のために結婚したのかしら。
私は何のために生まれて来たのだろう。
もしかして、子どもが生まれたら、何もかもが好転して、幸せになれるのかな。
そうかもしれない。
でも、生まれないかもしれない。
月からかぐや姫のように、子どもが落ちてくるはずがないもの。
それにこんな気持ちで子どもを産んで良いとも思えない。
そうよ、私達は結婚すべき同士ではなかったって言うか、 結婚を本気で考えてはいなかったんだわ。
じゃあ、どうする?
ああ、恐い、でも離婚しよう。
誰も賛成してくれなくても、結婚すべきではない同士が結婚してしまった のだから、
思い切って離婚して、また生き返るんだ。

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