結婚

3. 哲学を尊敬しあう

たくさんいる男性の中で、どうしても、あなただけが気になっていたわ。
そうだったの、嬉しいな、実は僕もそうだった。
私の何があなたの心を引いたのかしら。
うん、出来る女、頼もしい人ってとこかな。
出来る女か。でも私は、そんなに出来る女じゃないのよ、もう抜け抜けだもの。
そりゃあ、誰にも抜けるとこはあるだろうけれど、君の責任感は特別だと思う。
ふっ、ふっ、言われて嬉しいけど、女ぶりっては言ってくれないのね。
そうだね。実は一番先に君に興味を感じたのは、きりっと冴えた女ぶりなんだ。
私も、多分始めはそう。あなたは、ぴったり私のタイプだから。
うん、それだ、君は僕のタイプ。
お互いがタイプだったってのは最高だね。
私達、ジムで会った時が初めての会話だったでしょう。
そうだった、誰かに誘われてジムに入ったの?
自分の身体をしっかりメンテナンスするのが責任、が私の哲学だから。
良いねえ、その考え方には僕も大賛成だ。
特別決まった宗教感を持ってないけれど、宇宙教みたいな考え方もある。
ふ〜ん、宇宙教か、何だか恐ろしい語感があるね。
あ、ごめん、そんなんじゃないの。ただ生命を宇宙から頂いたって感じなの。
それなら、僕にも理解できるね。だから肉体のメンテナンスが個人責任なんだ。
そう、そう、そう言いたかったのよ。
それは生きる姿勢だから、なるほど哲学ってことだね。
どうも、ロマンティックな話にならなくてまずいな、私は硬過ぎるかしら。
いや、全然。だって君の身体は硬いどころか、すごく柔らかくて最高に素敵だよ。
ねえ、心から愛しているわ。あなたは格好よくって真面目で決断力あって…。
待った、その後は言わないで。僕が先に言うんだから。
だって、私が言いたいこと、わかるの?
わかる・・・と思う。間違ったらごめんね。
いいわ、言わせてあげる、何が言いたいの。
君と一生一緒にいたい、結婚して欲しい。僕は一生懸命に良い夫になると誓う。
・・・。
ごめん、驚かせたのかな。直ぐに返事はくれなくてもいいから、考えて欲しい。
違うの、私も同じこと考えていて、告白しようとしていたの。
だから嬉しい。
ありがとう。一生君を愛して行く自信が僕にはある。一緒に幸せな家庭を築こう。
私だって、負けずにあなたを愛して尊敬し続ける自信があるわ。
今日は最高の日だ。今日を僕達の幸せの記念日にして一緒に生きて行こう

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